~ Linux DDNS 設定~
ドメイン名の取得
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家サーバー・プロジェクト
または他のDDNSでユーザー登録を
して、ホームページアドレスを取得します。
「家サーバー・プロジェクト」では「ユーザ名+指定のドメイン名」と言う形になります。
ここでいう「指定のドメイン名」は [dip.jp/myhome.cx/jpn.ph/fam.cx/dip.jp/or.tp] のいずれかから選択出来ます。
「ユーザー名、ドメイン名、パスワード」を決めて 家サーバー・プロジェクトでダイナミックドメイン・アドレスを取得してください。
Diceで自動更新
Diceのインストール
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Diceの圧縮ファイルをダウンロードしてインストールから必要な設定を行います。
# cd /usr/local/bin/
# wget http://www.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/yoshihiro_e/download.cgi?p=diced019
# tar xvzf diced01911.tar.gz
# wget http://www.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/yoshihiro_e/download.cgi?p=diced019
# tar xvzf diced01911.tar.gz
diceはFedora Core 2 の最新バージョン(kernel#2.6.8-1.521)ではうまく
動いてくれないようです。
もし、最新バージョンで行いたいのであればFedora Core 3 では問題無いとの ことなので、そちらで動かすことをお進めします。
もし、最新バージョンで行いたいのであればFedora Core 3 では問題無いとの ことなので、そちらで動かすことをお進めします。
Linux 版 Dice のページ からダウンロードして、FTP で転送して tar で解凍することも有りです。
解凍がおわりましたら、とりあえずDiceを起動します。
Diceのコマンドは ? で表示させることが出来ます。
# /usr/local/bin/DiCE/diced
=-=-=- DiCE DynamicDNS Client -=-=-=
Version 0.19 for Japanese
Copyright(c) 2001 sarad
:
*** 起動オプション ***
diced [-s|-d|-h|-e] [-b] [-l]
-s 起動と同時に開始します
-d 起動と同時にバックグラウンドで開始します
-h コマンドオプションを表示します
-b イベント実行時にビープ音を鳴らします
-l ログを作成します
-e<EventNo> 指定のイベントを実行して終了します
*** コマンド一覧 ***
=-=-=- DiCE DynamicDNS Client -=-=-=
Version 0.19 for Japanese
Copyright(c) 2001 sarad
:
*** 起動オプション ***
diced [-s|-d|-h|-e] [-b] [-l]
-s 起動と同時に開始します
-d 起動と同時にバックグラウンドで開始します
-h コマンドオプションを表示します
-b イベント実行時にビープ音を鳴らします
-l ログを作成します
-e<EventNo> 指定のイベントを実行して終了します
*** コマンド一覧 ***
exit | DiCEを終了します |
start | DiCEを開始します |
startd | DiCEをバックグラウンドで開始します |
setup | DiCEの環境設定を行います |
list | 登録済のイベント一覧を表示します |
add | イベントを追加します |
ed[it] <番号> | イベントを編集します |
del <番号> | イベントを削除します |
en[able] <番号> | イベントを有効にします |
dis[able] <番号> | イベントを無効にします |
ev[ent] <番号> | イベントの情報を表示します |
ex[ec] <番号> | イベントを今すぐ実行します |
logcr | ログをクリアします |
ここでは、環境のsetup,イベント追加のadd,内容を確認するlist,実行するexなどの コマンドを使用します。
基本的な設定内容は以下の通りです。
DiCEの環境設定
- IPアドレスの検出方法を指定してください
- プライベートIPアドレスも検出対象ですか? (Y/N)
- IPアドレスの検出をテストしますか? (Y/N)
- IPアドレスの検出をテストしますか? (Y/N)
- IPアドレスをチェックする間隔を指定してください(分)
-
DNSサーバーの負荷を軽減するために頻繁な
DNS更新を防ぐ必要があります
前回の更新から一定時間DNS更新処理を行わない
ように保護時間を設定してください(分)
設定可能範囲は10分から1440分です - 設定を保存しますか? (Y/N)
:setup
| (0)自動検出 |
| いいえ |
| y |
| n |
| n |
| n |
| y |
外部スクリプトによるグローバルIPアドレス 取得
アドレス設定でインターネット接続サービスのモデムによってはグローバルIPアドレスが取得出来ない場合が有ります。
その場合は外部スクリプトを使用してグローバルIPアドレスを取得するようにすれば良いでしょう。
例として「http://info.ddo.jp/remote_addr.php」があります。
とりあえず、以下のコマンドを実行します。
これが問題なければ、「IPアドレスの検出方法」を「外部スクリプトを使用する。」に変更して、そのスクリプトに「http://info.ddo.jp/remote_addr.php」を設定します。
これで、グローバルIPアドレスを取得することが可能です。
もし、wget コマンドで失敗した場合はサーバーまでの経路の問題が有りそうです。
その場合は外部スクリプトを使用してグローバルIPアドレスを取得するようにすれば良いでしょう。
例として「http://info.ddo.jp/remote_addr.php」があります。
とりあえず、以下のコマンドを実行します。
[root@host ~]# wget http://info.ddo.jp/remote_addr.php --14:00:00-- http://info.ddo.jp/remote_addr.php => `remote_addr.php.1' info.ddo.jp をDNSに問いあわせています... 60.32.120.18 info.ddo.jp|60.32.120.18|:80 に接続しています... 接続しました。 HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK 長さ: 26 [text/html] 100%[====================================>] 26 --.--K/s 14:00:01 (264.49 KB/s) - `remote_addr.php.1' を保存しました [26/26]上記コマンドにより「remote_addr.php」が出来ていることを確認します。
これが問題なければ、「IPアドレスの検出方法」を「外部スクリプトを使用する。」に変更して、そのスクリプトに「http://info.ddo.jp/remote_addr.php」を設定します。
これで、グローバルIPアドレスを取得することが可能です。
もし、wget コマンドで失敗した場合はサーバーまでの経路の問題が有りそうです。
イベント追加
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ieServer に host.dip.jp で登録しているとして,またイベント保存名はieServerとした。
- DynamicDNSサービス名を入力してください
- ドメイン名を入力してください
- ホスト名を入力してください
- ログインユーザ名を入力してください
- ログインパスワードを入力してください
- 登録するIPアドレスを入力してください
空白にすると現在のIPアドレスを自動検出します - このイベントに題名を付けてください
- 実行する頻度を指定してください (番号入力)
(0)1回のみ (1)1日1回 (2)1週間に1回 (3)1ヵ月に1回
(4)その他の周期 (5)IPアドレス変化時 (6)起動時 - 日付を指定してください
入力例) 2001/09/01 - 時刻を指定してください
入力例) 23:05
:add
詳細オプションを設定しますieServer | |
dip.jp | |
host | |
host | |
xxxxx | |
「Enter」のみ | |
ieServer | |
0 | |
2004/xx/xx | |
[ オフライン ] | (0)No |
このイベントを有効にしますか? (Y/N) | y |
イベントを保存しますか? (Y/N) | y |
設定はこれで終わりましたが、設定内容を確認して実行してみます。
:list
(No.) (イベント名) (スケジュール) (次回予定)
0 * ieServer 1回 2004/11/17 11/17 20:00
:ex 0
+ 11/16 3:48 にieServer が実行されました
IPアドレスを更新しました
:exit
(No.) (イベント名) (スケジュール) (次回予定)
0 * ieServer 1回 2004/11/17 11/17 20:00
:ex 0
+ 11/16 3:48 にieServer が実行されました
IPアドレスを更新しました
:exit
これで、設定及び確認が終了しました。
以下常駐モードで実行しておきます。
# /usr/local/bin/DiCE/diced -d -l
=-=-=- DiCE DynamicDNS Client -=-=-=
Version 0.19 for Japanese
Copyright(c) 2001 sarad
DiCE Daemon Started !!
=-=-=- DiCE DynamicDNS Client -=-=-=
Version 0.19 for Japanese
Copyright(c) 2001 sarad
DiCE Daemon Started !!
起動時に実行するように rc.local ファイルに追加しておきます。
# vi /etc/rc.d/rc.local
#!/bin/sh
#
# This script will be executed *after* all the other init scripts.
# You can put your own initialization stuff in here if you don't
# want to do the full Sys V style init stuff.
touch /var/lock/subsys/local
/usr/local/bin/DiCE/diced -d -l ← 追加
#!/bin/sh
#
# This script will be executed *after* all the other init scripts.
# You can put your own initialization stuff in here if you don't
# want to do the full Sys V style init stuff.
touch /var/lock/subsys/local
/usr/local/bin/DiCE/diced -d -l ← 追加
最後の行が追加した行です。
これで、DDNSの設定およびDiCEの設定が完了しました。
もし、ウエブサーバーを起動して環境がきちんと設定されていれば、指定した IPアドレスをセットすると表示されるはずです。
ただし、DDNSの最初の設定では若干時間が掛かる場合も有ります。
早い場合で何分、かかる場合は1日程度、は見ておいた方がいいでしょう