GRUB マルチブート/pc unix


GRUB マルチブート

選択メニューからの起動

GRUB インストール後、再起動すると、選択メニュー画面になります。
そのメニューに出ている項目よりWindows,Linux などの項目を選択し、[Enter]を押し起動します。
 また、電源ON後指定時間、そのままにしておくことにより、自動的に設定されたOSが起動されます。

パラメータ設定モードからの起動

 シングルモードで起動したいときなどの、パラメータのみ設定して起動するときに便利な機能です。
 選択メニュー画面で変更したい項目を選択し「a」を押下すると、パラメータ編集モードになるので、シングルモードで起動したい場合などは「 -s」を入力して「Enter」を押下します。
 ただし、この機能は RedHat社により追加された機能で本来のGRUBには有りません。

エントリを編集する機能からの起動

選択メニュー画面で「e」を押下すると、既存の設定内容が表示されます。
そこでカーソルにより編集したいラインへ移動して再度「e」キーを押下すると、エントリを編集するモードへ移行しますので、修正を行い、「Enter」を押下して修正内容を確認して「b」キーを押下して選択メニュー画面へ戻ります。
 その選択メニュー画面から選択して起動します。

コマンドラインからの起動

 選択メニュー画面で「c」を押下するとコマンドラインモードになる。
このモードは「bash」とよく似た機能を有しており、上下キーによりコマンド履歴を参照し再利用出来る。
 この時点でファイルのアクセスが可能と成っているのでGRUBのエントリの内容を「cat /grub/grub.conf」で参照が可能です。
 パスワードが設定されているエントリに対しては「p」キー押下後パスワードを入力することにより、編集が可能となる。

GRUB 設定パラメータ

パラメータ
説明

default <番号>

起動する title 番号を設定する(0始まり) [save]を指定すると 前回終了した設定で起動する。

savedefault <番号>

「default」の設定が「save」の場合これを含むエントリ番号から起動する。

fallback <番号>
起動が失敗した場合にこの番号のタイトルが起動される

hiddenmenu

メニューを表示しない、タイムアウト前に「esc」キーを押下するとメニューは表示される。

timeout  <秒>
起動処理が自動実行するまでの時間

splashimage  <xpm画像ファイル>
背景画像の設定、RedHat社の拡張機能、指定は「(hdd0,1)/grub/splash.xpm.gz」など

title  <表示名称>
選択メニューに表示するタイトルを設定

root  <デバイス>
ルートディレクトリのデバイスを設定する。

rootnoverify  <デバイス>
ウィンドウズなどのデバイスを指定する


kernel <カーネル名>[option]
Unix などで起動するカーネルファイル及びオプションを設定する。

chainloader  <ファイル>

ウインドウズなどの起動ファイルを読み込む場合に使用する。 ブロック指定の場合カレントデバイスの先頭指定の場合は 「+1」と指定することが出来る。

initrd  <ファイル>
起動用RAMディスクの指定

password [--md5]  <パスワード> [設定ファイル]
パスワード指定、MD5暗号化パスワードが使える。 パスワード認証後「設定ファイル」が再読される。


lock
パスワード設定時、認証指定する。

map [ToDrive] [From_drive]
HDDマッピングの変更、ウインドウズなどの場合使用することがある。


GRUB デバイスの指定

 デバイスの指定は( <タイプ> <ドライブNO> <パーティションNO>)と記述する。
ここで、タイプはデバイスタイプでハードディスクは「hd」となる。
ドライブNOはシステムBIOSの認識する順番であり、0始まりとなる。
パーティションNOは指定されたドライブの何番目かの番号で0始まり
 ここで、SCSI,IDEの区別はなくすべてBIOSの認識の順と成ります。
 デバイス設定時(の後「TAB」キー押下で有効なデバイス、パーティションなど表示することが出来る。

GRUB コマンド 一覧

コマンド  説明
boot
OS、チェーンローダーを起動する。
clear
画面クリア
reboot
再起動
halt
システム停止
setkey
キー・マップの変更、数字、アルファベットはそのまま利用可能、”(”、”)”、”=” はそれぞれ ”parenleft”、”parenright”、”equal”として使用
blocklist  <ファイル>
指定されたファイルのブロック・リスト表記を表示
cat  <ファイル>
指定されたファイルの内容表示
configfile  <ファイル>
指定されたGRUB設定ファイルで再起動する
find  <ファイルパス>
すべてのパーティションから指定のファイルを探し出し、存在するデバイス名を表示する。
geometry  <ドライブ>
指定したドライブ情報表示
help [--all][コマンド]
コマンド一覧表示 コマンドの引数指定も可能
makeactive
ルート・デバイス上のパーティションをアクティブにする。
md5crypt
パスワードの入力を求め、MD5で暗号化して表示
pager [on/off]
ページャモードを切り替える
vbeprobe [画面モード]
画面モード情報表示
testvbe  <画面モード>
vbeprobe で有効かどうかテストする。

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