ウインドウズ最適化 / Windows９８・Me

軽快でなくとも、少しでも早く

　さすがに、ウインドウズ９８，ウインドウズＭｅというＯＳを乗せているマシンさすがにちょっとスペック的に劣っていますよね。
　それでも、インターネットや、ちょっとしたアプリケーションなど今でも十分に現役で頑張ってくれています。
　しかし、なんとはいってもそこは、それ、ちょっとでも早くしようと、頑張ってみました。

レジストリの再構築

ウインドウズ９８
　ウインドウズ９８でレジストリの再構築コマンドを動作させるためにはＭＳ－ＤＯＳモードで起動必要があります。
　基本はウインドウズの終了ダイアログで「ＭＳ－ＤＯＳモードで起動する」を選択すればＭＳ－ＤＯＳモードで起動するので良いのですが、このモードだと、コマンドを起動したとき「メモリが足りません。」のメッセージが出ることが有ります。
　その場合はウインドウズ９８の場合は起動時「Ｆ－８」を押して、「コマンド・プロンプトモード」で起動します。

C:SCANREG /fix /opt [Enter]

オプション：
/fix レジストリの破損部分の修復を行う。
/opt 空白の部分を削除する。

ウインドウズＭｅ
　ウインドウズＭｅでレジストリの再構築コマンドを動作させるためには「スタート→ファイル名を指定して実行」を選択します。
　コマンド入力に
scanregw /fix /opt

　と入力して実行します。
「windows レジストリチェッカー」メッセージがでますので、「続けますか？」にたいして「はい」をクリックして「レジストリの再構築」を実行します。

壊れた仮想ファイルの削除

　仮想ファイル（スワップファイル）は、異常終了など、パソコンがフリーズした場合壊れた状態で残っている場合が有るようです。
　これが、起動時にチェックして遅くなる原因にもなっているようです。
　これはウインドウズ上では削除出来ませんが、ＭＳ－ＤＯＳ上では問題なく削除できます。
　最初に比べ異常に起動時間が掛かるようになった、と感じる場合は削除してみるのも良いでしょう。
ウインドウズ９８
　先ほど、と同じようにＭＳ－ＤＯＳモードにします。

C:\WINDOWS>DEL win386.swp [Enter]
　これで削除されます。

ウインドウズＭｅ
　ウインドウズＭｅでは、基本状態ではＭＳ－ＤＯＳモードへ移行できないので、ＭＳ－ＤＯＳモードで起動するＦＤを作成します。
　フォーマット済みのＦＤを用意します。
　「コントロール・パネル→アプリケーションの追加と削除→起動ディスク→デイスク作成」を順次クリックしてＦＤを作成します。
　ＦＤ作成後は「ウインドウズＭｅ起動ディスク」とラベルを貼っておきます。
　そのＦＤを差し込んでＦＤからシステムを起動させると、ＭＳ－ＤＯＳモードで起動した状態となります。
　ウインドウズ９８と同様に
C:\WINDOWS>DEL win386.swp [Enter]
としてスワップファイルの削除を行います。

ハード・ディスクの最適化

　やはり、ファイルが断片的に構成されていると、アプリケーションの起動、またファイル検索、などハード・ディスクのアクセスに関して時間が掛かるようになります。
　ここは、やはり少しでも軽くするためにはハード・ディスクの最適化を外すわけには行きません。
　ハード・ディスクの最適化を行う前に、ディスクのチェックを行います。
　エクスプローラのハード・ディスクを右クリックしてプロパティを出します。
　「ツール」タブを選択して「エラーチェックの状況」枠の「チェックする」をクリックします。


　チェックするドライブが選択されているのを確認して、「開始」をクリックします。
　これで、スキャンデスクが開始されます。

　これもハードディスクの状況によっては時間が掛かる場合もあります。
　ハードディスクのチェックが問題なく完了した場合は前の画面に戻って「最適化する」をクリックします。


　この最適化、ハードディスクの容量、またはファイルの断片化などにより所要時間は変化しますが、かなりの時間が掛かることを覚悟した方がいいでしょう。
　基本的には、寝る前に開始いて朝終わっているレベル（内容によって変わります）と考えていた方が良いですね。
　ここで、「詳細の表示」ボタンをクリックすると断片化したファイルを移動している状況を見ることができます。

メモリー領域の解放

　アプリケーションを動かして終了した場合、時によってそのアプリケーションで使用したメモリー領域を開放しない場合があります。
　そのようなことがあると次に動作するアプリケーションの使用可能なメモリー領域が少なくなってきます。
　ウインドウズ９８、ウインドウズＭＥなどのマシンはＣＰＵ、メモリー共に現在のマシンに比べると脆弱と思われます。（特にノート・パソコン）
　そんな場合はメモリークーリナーというフリーのソフトが多数有るので、そのソフトを常駐しておくことをおすすめします。


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